こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住いのK様の’06年式 E90 320i25thアニバーサリーです。
今回は、エンジンオイル漏れの修理でお預かりいたしました。
アンダーカバーを取り外しました。
エンジンオイル漏れ酷いです。
下回りもこんな感じです。
バキュームポンプからの漏れもあり、エンジンルームから時々白煙が上がります。
エアガイドを取り外してみたところ、ラジエターホースアッパーのエンジン側が抜けそうです。
ホースが抜けてしまうと、冷却水がダダ漏れします。
ATもオイル漏れしています。
バーノスソレノイドのOリングを交換いたします。
バーノスソレノイドを取り外そうとしましたが、抜けません。(T_T)
見積金額に差が出る為、お客様とご相談した結果、ソレノイドは交換前提でATのオイル漏れ修理と水廻りのリフレッシュも追加でご用命いただけました。
上側はなんとか外れましたが、下側はどうやっても外れない為、破壊しました。
過去にもありましたが、やってみないと判りません。
パイロットベアリングプーラーで取り外します。
取り外しました。
エンジンの中は、スラッジが溜まっています。
バーノスソレノイドです。
こうやって、バーノスが詰まります。
スラッジが、オイルの通る穴をふさいでしまいます。
最悪の場合は、エンジン警告灯が点灯します。
下側のみ、バーノスソレノイド新品交換です。
オイルフィルターハウジングガスケット交換です。
オイルフィルターハウジングを取り外しました。
シリンダーブロックに漏れたオイルがいっぱい溜まっています。
ここは、完全には掃除できません。
取り付け面は、掃除しておきました。
シリンダーブロックの方も、出来るだけ掃除いたしました。
エンジンオイルパンガスケット交換です。
エンジンを吊っておきます。
エンジンオイルを抜いています。
エンジンオイルパンを取り外しました。
取り付け面は、掃除しておきました。
エンジンオイルパンとガスケットです。
下が車に付いていた物で、新品はオイルパンの上です。
リターンパイプのOリングも同時交換です。
詳しい手順は、N系4気筒エンジンのエンジンオイル漏れオイルパンガスケットを参照してください。
バキュームポンプOHです。
分解いたしました。
詳しい手順は、N系4気筒エンジンのエンジンオイル漏れバキュームポンプを参照してください。
オイルフィルターハウジングのガスケット交換です。
ラジエターホースのアッパー側交換の為、オイルクーラーも取り外しました。
詳しい手順は、N系4気筒エンジンのエンジンオイル漏れフィルターハウジングガスケットを参照してください。
ウォーターホースも予防交換です。
ボッキリ折れる場合があります。
取り外しました。
ウォーターホースです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
車に付いていた物は、取り外す時に折れました。
やはり交換で正解でした。
新品オイルフィルターを取り付けてエンジンオイルを注入いたしました。
この車両は、オイル消費も分かっていますのでオイルの量は、少し多めの5.5Lです。
ラジエターホースアッパーを取り外しました。
ラジエターホースアッパーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
車に付いていたラジエターホースです。
いつもラジエター側は、普通には抜けない為、最初からベルトサンダーで削りました。
無理に引っ張るとラジエターが壊れる可能性があります。
交換いたしました。
ATFを抜いています。
ATオイルパンを取り外しました。
コネクタースリーブも交換です。
コネクタースリーブです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
ATオイルパンです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
オイルパン兼オイルフィルターです。
ATFの量を調整中です。
詳しい手順は、過去の記事を参照してください。3シリーズ E91 320iツーリングMスポーツ ATオイル漏れ
エンジンを掛けて、漏れを確認いたしましたが問題なさそうです。
オイル漏れの跡は、掃除しておきました。
バキュームポンプも大丈夫です。
焦げ付いたオイルは、もう取れません。
アンダーカバーは、掃除して取り付けました。
ご用命事項で、ワイパーブレード交換です。