ファイナルステージを交換いたします。
ファイナルステージは、ブロアファンレジスターのことです。
エアコンの風を送風するファンをブロアファンと言います。(モーターで回っています。)
レジスターは、抵抗です。
役目は、ファンモーターに流す電流を抵抗を通すことによって、モーターのスピードをコントロールしています。
抵抗値が高いとモーターは、低速回転です。
故障頻度の高い部品です。が対策部品に変更されている為、一度交換すれば再発しにくいです。
症状としては、いろいろなパターンがあります。
1、エアコンの風量がオート以外で勝手に強くなったり弱くなったりする。
2、風が全く出なくなる。
3、風が、MAXか全く出なくなる。
4、エンジンを止めて鍵を抜いてもエアコンの風が止まらない。
5、エアコンの風が、MAXにならない。
などです。
4番は、バッテリが上がってしまうことがあります。
右ハンドルの場合です。
最初にロアカバーを取り外します。
手前にタッピングが3本止まっています。
向って左にクリップ1個と奥にプラスチックナット又は、クリップが1個です。
コラムカバーの下は、両サイドにフックがあります。
外しにくい場合は、小物入れを取り外すとフックが見えます。
ロアカバーを浮かせたら、ゴングのカプラーとOBDのカプラーをホルダーから取り外します。
この車は、320iなのでフットランプが付いていますのでこちらのカプラーも取り外します。
318iには、付いていません。
ロアカバーを取り外すと向って左に写真の部分が出てきます。
右ハンドルは、エアコンのダクトが邪魔でフレッシュベントアクチュエーターのモーターハウジングの上側の取り付けボルトが見えません。
フレッシュベントアクチュエーターモーターをハウジングから取り外します。
手前にフックがあります、奥は差込です。
フレッシュベントアクチュエーターのハウジングを取り外して、左に寄せました。
トルクス20のタッピングが上と下にあります。
こちらの写真は、左ハンドルの場合の写真です。
右ハンドルの場合は、このネジが見えない為手探りで緩めます。
カプラーを抜いて、レジスターを抜き取ります。
車によって、レジスターがトルクス20のタッピングで止まっている物もあります。
この車は、タッピングを使っていました。
タッピングを外したら、サイドのフックを起こしてレジスターを引き抜きます。
レジスターを取り外しました。
ブロアファンレジスターです。
左が車に付いていた物で、右が新品(対策品)です。
大きさは、これ位です。
新品レジスター取り付けました。
後は、外した部品を元に戻せば完成です。