朝エンジンを掛けた時にラジエターランプが点灯したら

写真は、E46のラジエターランプです。
普段は、点灯いたしません。

ラジエターの注水口は、ここです。
写真は、318iですが6気筒モデルでも場所は同じです。

冷却水が不足している時は、浮きが沈んでいます。

冷却水を補充すると浮きが上がってきます。
右にイラストも付いています。
入れすぎても排出されるだけです。
これで後は、ラジエターキャップを締めればラジエターランプは消灯します。
注意点
1、冷却水漏れが分っている場合は、エア抜きバルブを開けてエア抜きをしないと冷却水を規定量注入できません。
エアの抜き方は、BMW ラジエターエア抜き方法を参照して下さい。
2、エンジンが温まった状態では、補充できません。
ラジエターキャップを緩めると冷却水が噴出します。
3、キャップをしっかり締めないと冷却水がどんどん減っていきます。
グイッと締めてください。

ラジエターキャップです。
このキャップで、ラジエターを加圧して冷却水を沸騰しないようにしています。
2bar(29psi)約2kgf/cmまで加圧できます。
暖機状態で105℃位前後で水温が保持されます。
夏場は、気温が上がる為エンジンルームの温度も上昇します。
冷却水温が上がるとラジエターの圧力も上昇してラジエターキャップから圧力を外へ放出してしまいます。
その時に冷却水も放出してしまう為、エンジンが冷えたときにラジエターの冷却水不足になる症状がでます。
量的には、それ程多くはありません。
ひと夏越すと秋口にラジエターランプが点灯する位です。
ラジエターランプが点灯すると約1L位冷却水不足です。

LLC(ロングライフクーラント)です。
メタノールと防錆剤です。
大体、原液で販売されていますが原液100%をラジエターに注入するとラジエターに穴が開いてしまったりしますので水道水と5対5の割合で注入します。5対5でも寒冷地仕様並みの不凍液です。マイナス36℃位まで凍結しないと書いてあります。
名古屋市内であれば、30%くらいでも大丈夫です。マイナス18℃位まで凍結しないと書いてあります。
大体50%濃度位のクーラントが注入されているので、1L位補充するだけであれば、水道水でも問題ありません。

こちらは、日本車のラジエターです。

日本車には、ほとんどサブタンクが付いています。
ラジエターキャップが圧力に耐えられなくなると、サブタンクに一度放出されます。
エンジンが冷えるとラジエター内が負圧になりサブタンクから冷却水を吸い込みます。
なので、冷却水不足になることがありません。
(日本車でもラジエターキャップが不良だとサブタンクいっぱいに冷却水が放出されてしまい溢れた分が、冷却水不足になることもあります。)

BMWには付いていません。
なので、冷却水が不足する症状が出ます。