こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのK様の’01年式 E46 318iです。
買い物の帰りに急にラジエターランプが点灯して、水温計が右に振り切ったと言うことでお電話いただきました。
冷却水を補充しても下にダダ漏れしていたそうです。
おそらくエキスパンションタンクが割れた様でした。
とりあえず、エンジンを冷やしながら、ご自宅まで乗って帰られました。
レッカーでご来店いただきました。
リフトアップして、K様と一緒に確認いたしました。
やはりエキスパンションタンクにクラックが入っています。
交換するしかありません。
エアクリーナーケースを取り外しました。
向かって右側に10mmボルト1本です。
TEバルブとエアフロセンサーのカプラーを取り外して、エアインテークのダクトのバンドを緩めてエアフロセンサーごと取り外しました。
エキスパンションタンクにクラックが入っています。
電動ファンを取り外しました。
電動ファンのカプラーとACUセンサーを外して、向って右側にトルクス25 1本と左は、クリップ1個です。
二次空気の配管は、ファンに付けたまま取り外しました。
電動ファンです。
プラットフォームマウントを取り外しました。
取り外し手順は、向って右側にトルクス25 1本と下に1本です。
A/Tオイルクーラーとクーラントレベルセンサーのカプラーとウォーターホースも取り外しました。
エキスパンションタンクのクラックを白くマーキングしてみました。
約10cm位です。
K様とご相談した結果、エキスパンションタンクだけ交換いたします。
あまりおすすめではありませんが、今回は予算の都合で中古のエキスパンションタンクに交換です。
信頼性は、低いです。
リスクもお話しました。
新たに冷却水漏れしているところがありました。
写真だと分かり辛いですが、シリンダーヘッドの後ろに付いているウォーターコネクターです。
取り外す為にマイクロフィルターハウジングを取り外してあります。
この部品です。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
シリンダーヘッド側は、砕けています。
取り外す時に上の部分がシリンダーヘッドに残り取り外すのに苦労しました。
オーバーヒートが原因なのか、経年劣化なのかは分かりませんが以前にも同じ症状の車を見たことがあります。
冷却水を注入して、エンジンを掛けて見ます。
今のところは、問題なさそうですが明日もう一度確認いたします。