5シリーズ E39 525iMスポーツインディビデュアル オイル漏れ修理

こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのM様の’03年式 E39 525iMスポーツインディビデュアルです。
今回は、エンジンオイル漏れとパワステオイル漏れの修理でお預かりいたしました。

こんな感じです。
エンジンオイル漏れは、タペットカバーパッキンとオイルホースを交換いたします。
パワステオイル漏れは、インテークホースとリターンホースを交換いたします。

エンジンカバーとエアコンマイクロフィルターダクトを取り外しました。
カバーは、10mmのボルトとナットで止まっています。
ダクトは、フックを外して右の回転させれば取り外せます。
イグニッションコイルも抜きました。
カプラーを外して引き抜くだけです。

イグニッションコイルです。
付いていたように並べておきます。

タペットカバーを取り外しました。
オイル漏れはしますが、なかなか外れませんでした。
10mmの袋ナット15個で止まっています。
イグニッションの配線とラムダセンサーの配線もホルダーから外しました。
イグニッションの配線は、1本アースが8mmのナットで止まっています。2番シリンダーと3番シリンダーの間です。

プラグホールのパッキンです。
ゴムのはずですが、バリバリでプラスチックのようです。全く弾力性がありません。
エンジンの中に破片が落ちないように気を付けて作業しました。

こちらは、タペットカバーパッキンの外周側です。
こちらもバリバリです。ところどころ折れました。

こちらは、新品部品です。
ゴムです。

シールワッシャーです。
15個使っています。
同時交換部品です。

新品部品は、ラバーグリスを塗って袋ナットにセットします。
パッキンは、ラバーグリスと液体ガスケットで取り付けます。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。

パワステオイル漏れの修理もいたします。
パワステインテークホースのポンプ側を外してパワステオイルを先に抜いておきます。

エアクリーナーケースを取り外しました。

インテークダクトから抜き取りました。
ホースバンドを緩めてエアフロセンサーのカプラーと取り付けボルト10mm1本を取り外しました。

パワステリザーブタンクを取り外しました。
13mmのボルト2本です。

エンジンオイル漏れをしているオイルホースを交換いたします。
シリンダーブロックに漏れたオイルが付着しています。
写真だと分かり辛いですが、オイルフィルターハウジングの後ろ側の黒いプレッシャーホースです。
19mmのボルトです。

こちらの部品です。
オイルフィルターハウジングとインテーク側のバーノスソレノイドを繋ぐホースです。
下が車に付いていた物で、上が新品部品です。

バーノス側は、ここに付きます。
19mmのボルトです。
エンジンオイル漏れ修理は、これで完了です。

パワステリターンホースを交換いたします。
オイルクーラーの取り付け部分の13mm1本を緩めれば、抜けます。
写真は、交換後です。

パワステリターンホースです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
Oリングとホースクランプも交換です。

こちらは、インテークホースです。
左が、車に付いていた物で、右が新品です。
ホースクランプは、交換です。
社外のホースバンドの方が、漏れにくいです。

取り外した部品を組み付けて、漏れたオイルを洗浄します。
パワステオイルを注入して漏れを確認いたします。

問題なさそうです。

エンジンオイル漏れも大丈夫です。

ありがとうございました。