3シリーズ E46 318i オイル漏れ修理

こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのO様の’98年式 E46 318iです。
今回は、エンジンオイル漏れとパワステオイル漏れの修理でお預かりいたしました。

エンジンオイル漏れの原因は、タペットカバーパッキンです。
後ろの方から漏れます。
マイクロフィルターハウジングを取り外しました。
トルクス30が4本で止まっています。

タペットカバーを取り外しました。
10mmボルト10本で止まっています。
ブローバイホースも取り外しました。

タペットカバーパッキンです。
下が車に付いていた物で、新品は、タペットカバーに装着済みです。

 シールワッシャーも同時交換です。
取り付けは、取り外しと反対の手順です。

 パワステオイル漏れは、ステアリングラックからです。

タイロッドエンドをエンドプーラーを使って取り外します。

ステアリングシャフトのユニバーサルジョイント部分です。
逆トルクスの10mmボルトです。

ステアリングラックを取り外しました。
ステアリングラック本体は、15mmのボルトと16mmのナット2本で止まっています。
パワステホースを取り外しました。
19mmと22mmの穴あきボルトです。

ステアリングラックです。
リビルトラックは、時価14万円(税別)です。
予算の都合で今回は、中古の部品を取り付けます。
下が、車に付いていた物で上が今回取り付ける部品です。

車に付いていたステアリングラックのオイル漏れしていた方のブーツを外してみました。
オイルが、溢れ出しました。
ブーツの中に溜まっていました。
サイドシール不良です。
リペアキットが部品として出ない為、ASSY交換です。

今回取り付ける方は、大丈夫です。
中古のラックのパワステホースは切断されている為、取り外しました。

ステアリングラック取り付けました。
パワステオイルを注入してエア抜きをしました。
エンジンを止めた状態で、ハンドルを左右に何度か切って戻してを繰り返します。
エンジンを一度掛けて、最後にサブタンクのオイルの量を調整します。
サイドスリップの調整と、ハンドルのセンター出しをしたら完成です。