メンテナンスでお預かりしております、’８８年式　Ｅ２４　６３５ＣＳｉです。
今回は、フロントコントロールアーム、スラストロッド、エンジンマウントを交換いたします。
それでは、作業風景を見て下さい。

スラストロッドとコントロールアームを交換いたします。
まずタイロッドアームの取り付けボルト１７ｍｍ３本を緩めます。

取り外しました。
次にコントロールアームのボールジョイントの２２ｍｍのナットを緩めます。
ブッシュ側のボルトナットも取り外します。１９ｍｍです。

タイロッドエンドプーラーを使ってボールジョイントを外します。
左右同時進行です。
写真は、右側です。

今度は、スラストロッドのボールジョイントを取り外します。
タイロッドエンドプーラーを使います。
写真は、左側です。
ボールジョイントを取り外したらブッシュ側のボルトナットを抜き取ります。２２ｍｍです。

コントロールアームとスラストロッド取り外しました。

コントロールアームとスラストロッドです。
下が車に付いていた物で、上が新品部品です。
外側２つがスラストロッドで内側２つがコントロールアームです。

新品部品を取り付けたら、位置の調整をいたします。
Ｍ/Ｔジャッキを使って、アームの位置がホイールを付けて接地した時の高さの位置でコントロールアームとスラストロッドのブッシュ側を締め付けます。
アームが下がった位置で締め付けてしまうと接地した時にブッシュがねじれてしまい新品部品がすぐに切れてしまいます。
乗り心地も悪いです。
ピットがあれば、タイヤを接地して車高が安定したところで締め付けるとベストです。

サスペンション廻りは、これで終了です。

エンジンマウントを交換いたします。
エンジンマウントのナット１７ｍｍを上下共外して、エンジンのオイルパンにＭ/Ｔジャッキをかけます。

クロスメンバーの取り付けボルト１７ｍｍを左右２本ずつ取り外します。
隙間が開いたらエンジンマウントを抜き取ります。
写真は、左側です。

こちらは、右側です。

エンジンマウントです。
下２つが車に付いていた物で、上２つが新品部品です。

車についていたマウントは、完全に切れています。

新品マウント取り付けました。
これでエンジンの振動も低減します。

こちらは、左側です。
これで、ご用命事項はすべて終了いたしました。

お待たせいたしました。