こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのＭ様の’０１年式　Ｅ４６　３１８ＣｉＭスポーツです。
今回は、メンテナンスでお預かりしております。
作業のつづきを実況いたします。

左のリアハブベアリングを交換いたします。
ブレーキキャリパーとディスクローターを取り外しました。
ドライブシャフトのグランドナットを取り外して、ドライブシャフト抜けるか試してみました。
こちらは、抜けましたので普通に作業できます。

スライディングハンマーでハブのフランジを抜き取りました。

次にパーキングブレーキを取り外します。

取り外しました。

トレーリングアームを取り外していきます。
ロアアームは、アライメントが狂う為元位置をマーキングしておきます。
１８ｍｍの変心ボルトです。

ブレーキホースのホルダーとパーキングブレーキケーブルを外します。
ホルダーは、１０ｍｍ１本です。
パーキングブレーキケーブルは、刺さっているだけですが錆付いていると簡単には抜けません。

今回は、ブレーキホースも交換ですので、キャリパーをブレーキホースごと取り外しました。

ブレーキの配管には、オイルストッパーを付けておきます。

回転センサー取り外します。
ヘックス５ｍｍです。
錆び付いていて簡単には、外れてくれません。
トレーリングアームに付いているホルダーから配線も一度取り外します。

トレーリングアーム取り外しました。
アッパーアームは、１８ｍｍのボルトナットで前側は、１８ｍｍのボルト３本で止まっています。

ハブベアリングのスナップリングを外しておきます。

プレスにセットしてハブベアリングを抜き取ります。

こちらが、ハブベアリングです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
スナップリングとグランドナットも同時交換です。

フランジから、レースプーラーを使ってインナーレースを抜き取ります。

ハブベアリングを挿入します。

新品のスナップリングを取り付けて、今度は裏側からフランジを挿入します。
あとは、取り外しと反対の手順で、トレーリングアームとパーキングブレーキ、ブレーキキャリパーを取り付けます。

完成です。
ブレーキパッドも新品に交換してあります。

ブレーキ配管のエア抜きをします。
新品ブレーキオイルをマスターシリンダーに補充しながら、

配管にかんでしまったエアを各車輪から抜き取ります。

追加でご用命のマフラーステイを交換いたします。

こちらが、マフラーステイです。
ミッション側は、１３ｍｍのボルトナット２本でマフラー側は、１３ｍｍのボルトナット１本とナット１つです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
錆でナット１つ緩まず、力技で取り外しました。

交換しました。
ホイールを取り付けて、増し締めとタイヤ空気圧調整をしました。

一度試乗をして、最終点検をしたら作業完了です。

テスターでの診断結果は、問題ありません。
エンジン、ブレーキどちらもトラブルコードありません。
オイル漏れ等もありませんが、ブレーキ廻りをすべて交換しているので、もう少し当たりを付けてから納車したいと思います。

Ｍ様もうしばらくお待ち下さい。