こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのM様の’05年式 E46 318iツーリングです。
今回は、車検でお預かりいたしました。
ご来店時、エンジンチェックランプとEMLが点灯していました。
たまたま、アクセルオートに到着してから点灯したようです。お客様にも確認いたしました。
テスターを繋いで見ました。
VVTのトラブルコードです。
トラブルコードは、2つです。
過去の事例では、EMLランプが点灯するという症状で、スロットルバルブ関連のトラブルとバルブトロニックの制御関連のトラブル事例があります。
スロットルバルブは、配線の被覆が削れてショートしていたケースと本体不良のケースがありました。
スロットルバルブの配線を点検いたしましたが、削れている所はありませんでした。
E46の後期モデルでは、’02年式の318ciでVVTコントロールユニット不良という事例もありますが、’03年の後半からのモデルではVVTコントロールユニットはDMEと一体になっています。
DME不良の事例は、今の所ありません。
この車両は、’05年式です。以前にも’05年式の318iツーリングで同じような症状が出た事例があります。
その時は、VVTモーターとエキセントリックシャフトセンサーを交換して治りました。
E90の320i’05’06モデルとE87の118i,120iの’05’06モデルでは,何度かVVTモーターとエキセントリックシャフトセンサーを交換した事例があります。
ということで、今回は、VVTモーターとエキセントリックシャフトセンサーを交換いたします。
エンジンチェックランプ点灯は、車検に受からない場合があります。
EML点灯は、普通に走行できない(スピードが出ない)場合もあります。
タペットカバーのフランジガスケットを取り外しました。
左側のボルト緩まずにベースのナットごと外れました。(T_T) アクセルオートでは、初です。
前任者の締めすぎが原因だと思われます。
もちろん、取り付け不良になるとここからオイル漏れすることもあります。
タペットカバー交換になります。
取り外したフランジガスケットです。
タペットカバーとVVTモーターとエキセントリックシャフトセンサーをしました。
VVTモーターとエキセントリックシャフトセンサーです。
今回は、エキセントリックシャフトセンサーは中古でVVTモーターは新品を取り付けます。
左が車に付いていた物で、右が新しく取り付ける部品です。
取り付けました。
タペットカバーです。
下が車に付いていた物で、上は中古部品です。
パッキンは、新品です。
中古のカバーに装着済みです。
同時交換部品です。
詳しい手順は、過去の記事を参照してください。車両はE90ですが、手順はほとんど同じです。3シリーズ E90 320i エンジン警告灯点灯修理
こちらは、フロントブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。
こちらは、リアブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。
ホイールを取り付けて、増し締めとタイヤ(スペア含む)空気圧調整しておきました。
エンジンオイル交換です。
オイルエレメントも交換です。
追加整備です。
テールのウインカーバルブ左右交換です。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
車に付いていた、ウインカーバルブです。
オレンジ色の塗装が剥がれてます。
光らせると透明な電球のような色に見える為、車検が受かりません。
DMEのトラブルコードを消去いたしました。
再発は、なさそうです。
オイルサービスもリセットしておきました。