こちらの車両は、先日ファンベルトを点検した地元愛知県名古屋市内にお住まいのT様の’00年式E46 328iツーリングです。
ファンベルトの交換の為お預かりしました。
早速、ベルト交換をします。
アンダーカバーを取り外しました。
パワステオイル洩れしています。
ついでに修理します。
先にクーラーベルトを外します。
オートテンショナーを右回転させます。
次にファンベルト取り外し、新品のベルトを取り付けます。
写真中央のオートテンショナーを右回転させました。
写真は、新品ベルトに替わっています。
クーラーベルトも取り付けて作業終了です。
パワステオイル洩れは、リターンホースのクランプでした。
ホースクランプ交換しました。
エアクリーナーケースを取り外していたので元にもどして、エンジン始動します。
ベルトの音はしていません。
後は、洗車をして納車です。
念のためエンジンをかけたまま洗車をしていました。
突然です、エンジンルームからヒョーと言う音(かなり大きな音です。)が出ています。
音の場所を特定する為にエアクリーナーケースを取り外してドライバーを当てて音を聞いて見ます。
場所的には、ファンベルトのアイドラベアリングかオルタネータです。
ベルトの掛かっていない状態で、手で回した時は、どちらも特に変わった音は出ていませんでした。
オルタネータのシャフト部分に潤滑油をかけても音が消えません。
ということは、アイドラベアリング?
リフトアップして症状を確認しようとしたところ、音が消えました。
アイドリングでも回転を上げても、もう再発しません。
しかたがないのでしばらく冷えるまで放って置きます。
暖機中に音が出るのかもしれません。
やっぱりオルタネータなのかもしれません。
エンジンが、冷えたのでエンジンをかけて見ます。
音出ました。
ヒョーと言っています。
今度は、アイドラベアリングに潤滑油をかけて見ます。
消えません。
エンジンがかかっていると思うようにスプレーできません。狭すぎです。
エンジンを止めて再度ベアリングの隙間めがけてスプレーしました。
エンジンをかけてみます。
音止まりました。
やはりアイドラベアリング?
でもまだ納得いきません。
今のところ、原因は、アイドラベアリングとオルタネータで5分5分です。
部品の値段を考えるとアイドラベアリングを先に交換してからオルタネータを交換したいです。
疑わしい所を全部交換すれば間違いなく音は止まりますが、お客様のことを考えるとそういう訳にはいきません。
修理代が掛かりますので、できるだけ修理代をおさえたいです。
とりあえず、T様と御相談いたします。