こちらの車両は、地元愛知県内にお住いのS様の’02年式 Z3 E36 Z3 2.2iです。
今回は、エンジンチェックランプの点灯とABS ASCの警告灯点灯の修理でお預かりしております。
ABSユニットが、修理から帰ってきましたのでつづきを実況いたします。
ABSユニットを取り付けましたので、テスターを繋いでトラブルコードを消去いたします。
トラブルコードを消去いたしました。
警告灯も消灯いたしました。
この年式のZ3は、駆動系のコントロールユニット以外はエンジンルームのGT1のコネクターで診断いたします。
サーモスタットハウジングを交換いたします。
ファンカップリングとファンシュラウドを取り外しました。
ファンカップリングは、32mmのコンビと特殊工具で緩めます。逆ネジです。
ファンシュラウドは、クリップ2個で止まっています。
サーモスタットハウジングを取り外しました。
10㎜ボルト3本と13mmのボルト1本で止まっています。
13mmのボルトは、エンジンスリンガーと共締めです。
エンジンスリンガーの上側の11mmのナットも緩めます。
取り付け部分は、掃除をしてオイルストーンで面出しいたしました。
サーモスタットハウジングです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
サーモスタットハウジングといっても、サーモスタットと一体です。
サーモ不良ではなく、このセンサーが不良でトラブルコードが出ます。
センサーのみの部品供給が無い為、ASSY交換です。
ちなみに新品部品は、形の違うセンサーが付いていますので、おそらく 対策品です。
新品部品を取り付けました。
エキスパンションタンクを取り外しました。
ヒーターホースとバイパスホースとリターンホースを取り外しました。
本体は、10㎜ナット2個で止まっています。
エンジンチェックランプとは関係ありませんが、冷却水漏れしている為交換です。
同時進行で、エアインテークダクトを取り外しました。
ブーツバンドを緩めれば、取り外せます。
同時進行で、TEバルブも交換いたします。
こちらは、エンジンチェックランプが点灯する原因の一つです。
特に変わった症状は出ませんが、エンジンチェックランプが点灯いたします。
TEバルブです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
エアインテークダクトです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
新品部品と車に付いていた部品の形状が違います。
パーツカタログで調べると新品部品が正しいです。
本来この車には、レゾネーターは付いていないはずです。
下に付いている部品が、レゾネーター(消音器)です。
この部品です。
部品番号をパーツカタログで調べたところE39用の品番でした。
念のため、2.0LのZ3も調べてみましたが、やはりこの部品は使っていません。
エアクリーナーケースは、Z3用で間違いなさそうです。
お客様が、意図的に交換しているのかもしれませんが、正規の形で組み付けます。
レゾネーターは、取り外します。
お客様が、現車合わせをご希望なら、E39用の部品を取り寄せます。
組み付けるとこうなります。
車に付いていたダクトは、ひび割れ大です。
こちらは、ISCバルブにつながるブーツが破れています。
ここから、エアを吸ってエアフロセンサーのトラブルコードが出ていたのかもしれないです。
新品部品を取り付けました。
エキスパンションタンクです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
新品部品を取り付けました。
水漏れを確認いたしましたが 、問題なさそうです。
テスターを繋いでトラブルコードを消去いたします。
TEバルブのトラブルコードです。
サーモスタットハウジングのセンサーのトラブルコードです。
エアフロセンサーのトラブルコードです。
エアダクトからエアを吸っていましたので、本当に不良かどうかは分かりません。
部品が高額な為、今回は様子見です。
トラブルコードを消去いたしました。
エンジンチェックランプも消灯しております。
今回は、これで 様子を見ていただきます。