こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのM様の’03年式 E46 318iツーリングです。
今回は、エンジンが掛からなくなったということでレッカーサービスでご入庫いただきました。
前回点検させていただいた時は、症状が出ず一度様子を見ていただきましたが今回は症状の出ている状態で入庫した為原因がはっきりしました。
症状は、セルモーターは回るがエンジンが掛からない症状です。
時々初爆はありますが、完爆しません。
レッカーサービスで入庫した時にレッカーサービスの人にセルモーターを回してもらい、燃料タンクを下からトントンした所エンジンが掛かりました。
その後は、症状が出ていませんが、燃料ポンプが不良です。
今は、エンジン掛かりますがまた同じ症状が出ます。
お客様と御相談した結果、今回は燃料ポンプ交換です。
リアシートを取り外しました。
前側にフックで止まっているだけなので、前側を上に引き上げれば取り外せます。
燃料ポンプは、右側です。
ここに付いています。
遮音シートをめくると、黒い蓋があります。
10mmナット4個で止まっています。
コネクターも外しました。
この状態で、一度エンジンを掛けるとフューエルラインに残った燃圧を抜けます。
エンジンがストールしてから、もう一度クランキングするとほとんど燃圧はなくなります。
フューエルラインに燃圧の掛かった状態で、フューエルホースを取り外しとガソリンが飛び出します。
結構な勢いです。
フューエルゲージユニットを取り外しました。
キャップを緩めれば、引き抜けます。
フューエルゲージユニットです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
燃料ポンプは一体の為、ゲージユニットASSYでの交換になります。
新品部品を取り付けました。
キャップは、しっかり締めないとガソリンを満タンにした時に溢れ出して、車内がガソリン臭くなります。
あとは、取り外した部品を組み付けたら完成です。
エンジンを掛けてみましたが、一発始動です。
テスターを繋いで見ました。
トラブルコードは、ありません。
燃料ポンプが故障してもテスターにトラブルコードは入りません。
なんでもテスターを繋げば、原因が分かる訳ではありません。