5シリーズ E34 525iスポーツパッケージ 車検

こちらの車両は、地元愛知県にお住まいのE様の’94年式 E34 525iスポーツパッケージです。
今回は、車検でお預かりいたしました。

こちらは、フロントの下回りです。
パワステオイルにじみがある程度であとは車検に受からないような所はありません。
パワステオイルにじみは、洗浄で済ませます。

こちらは、リアの下回りです。
車検に受からない所はありません。

こちらは、フロントブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。

こちらは、リアブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。
ホイールを付け替えて、増し締めとタイヤ(スペア含む)空気圧調整しておきました。

ご用命事項で、ATFを交換いたします。
ATFを抜いております。

ATFを注入しました。
オイルが溢れてきたら、ドレンを閉めてエンジンを掛けます。
1分間アイドリングして、またATFを抜きます。
2回目ATFを注入したら、エンジンを掛けた状態で、ATFが溢れるまで更に注入いたします。

ATFを暖めています。
油温が上がって来るとATFがあふれ出します。
油温がだいたい人肌位になったところでドレンを閉めれば、油量は適量です。
ゲージはありません。

フューエルリッドのドアヒンジを交換いたします。
ヒンジが割れるとクタクタになるか全開しなくなります。

フューエルリッドのドアを取り外しました。
ヒンジは、プラスチックなので割れます。

壊れたヒンジを取り外しました。
刺さっているだけです。

新品ヒンジ取り付けました。
ドアの戻りも問題ありません。

リアドアのパワーウインドーモーターを左右共交換いたします。
ガラスは下がりますが、上がらなくなります。
モーター不良です。
ドアトリムを取り外します。
灰皿の奥にタッピング1本とインサイドハンドルのメクラカバーの後ろにタッピング1本と、ドアグリップの上のメクラカバーの下にタッピング1本です。
トリムの周りは、クリップ止めです。
クリップをはずしたら、上に引き上げるとトリムが外れます。
トリムを浮かせたら、インサイドハンドルワイヤーとパワーウインドースイッチを外します。

次にインシュレーターを取り外します。
ブチルで止まっていますので、破らないように剥がします。

ウインドーレギュレータを取り外します。
最初にガラスを下げて、スライドピースを取り外します。
ストッパーピンを抜いたら、力技です。
マイクロスイッチも外しておきます。ストッパーを外せば取り外せます。
レギュレータは、3箇所リベット止めで1箇所10mmのタッピングで止まっています。
リベットは、ベルとサンダーで頭を飛ばしてあとは力技です。

レギュレータを取り外しました。

ウインドーレギュレータです。
E34は、ギア式です。
パワーウインドーモーターを取り外す為にレギュレータのストッパーを取り外します。
10mmボルトです。
パワーウインドーモーターを一度車に付けて、モーターを動かして、ギアがフリーになるまで動かします。
モーターは、トルクス30 3本で止まっています。

パワーウインドーモーターです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。

スライドピースです。
同時交換です。
取り外すときに割れます。
取り付けるときは、グリスを塗って取り付けます。
車に付いていた方に付いている白いグリスは、経年劣化で固くなって動きが悪くなります。
取り付けは、取り外しと反対の手順です。

左側も同じ作業をいたしました。
こちらは以前一度交換されていた為、ボルトナットで止まっていました。

エンジンオイル交換です。

オイルエレメントも交換です。