こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのK様の’03年式 E46 M3(並行)です。
今回は、エンジン不調でご来店いただけました。
前回点検させていただいたお車です。
前回の記事です。修理の点検
今回は、明らかにエンジン不調です。
早速テスター繋いでみたところ、前回と同じトラブルコードがでますがメモリーを消去してもエンジン不調は変わりません。
もしやと思いラムダセンサーの学習値を消去してみました。
なんとトラブルコードが出なくなり、エンジン不調も治りました。
よく考えたら、マフラーとエアクリーナーが社外品です。
K様にいつ頃からエンジンチェックランプが点灯しはじめたか伺ったところ、マフラーとエアクリーナーを交換した頃からだそうです。
と言うことは、社外部品を取り付けたことによって、今までの学習値と大きく差が出てトラブルコードを拾ってしまったのかもしれないです。
吸気効率と排気効率が変われば、燃料噴射制御が、許容範囲を超えるかもしれないです。
DMEには、もちろん制御許容範囲がありますので、許容範囲を超えてしまえばトラブルコードが出てもおかしくありません。
今まで修理した車では、こういったことがなかったので、取り付ける部品とかにもよるのかもしれないです。
自分が、チューニングショップで働いていた時は、燃料調整をしていました。
外部のO2センサーを繋いで、シャーシダイナモでパワーを測定しながらパワーを引き出せる燃料噴射量にロムを書き換えていました。
BMWでも例外はないと思います。
DMEがノーマル部品で最適に調整されていれば、社外部品を取り付けるだけではデチューンになってしまう可能性もあります。
今回は、一度様子を見ていただきます。
追加ご用命事項でエアバッグの警告灯リセットをご用命いただけました。
助手席シートを取り外されたと言うことです。
バッテリターミナルを外さずに助手席を取り外すと着座センサーとシートベルトテンショナーのトラブルコードが入ってエアバッグの警告灯が点灯してしまいます。
一度点灯すると、テスターでリセットしないと消えません。
*社外パーツを取り付けられても、純正パーツは処分しないで、保管されることをお奨めいたします。
故障した時に純正パーツを取り付けてみないと故障原因を特定できない場合があります。