こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのM様の’02年式 E46 318iMスポーツです。
今回は、事故修理でお預かりいたしました。
高速道路を走行中に落下物(中身入りのポリタンク)にぶつかったと言うことです。
前を走っていた車は、RV車でポリタンクをまたいだそうです。
突然の出来事で、よけることが出来なかったそうです。
自走をあきらめて、レッカーサービスでご来店いただけました。
左の前にぶつかったと言うことです。
灯油臭いです。入庫時は、M/Tオイル(ATF)かパワステオイルが漏れているとおもいました。
ぶつかった時には、車が白煙に包まれたそうです。
引火しなくてよかったです。
アンダーカバーを取り外しました。
突き上げられて穴が開いています。
相手は、ステアリングラックです。
補強プレートを取り外しました。
こちらも突き上げられて、曲がっています。
相手は、エンジンオイルレベルセンサーです。
オイル漏れしています。
ステアリングラックの右側が上に持ち上がっています。
クロスメンバーが曲がっています。
エンジンオイルレベルセンサーからオイル漏れしています。
ラジエターから、冷却水漏れもしています。
ということで、今回ラジエター、ウォーターパイプ、クロスメンバー、左フロントコントロールアーム、ホルダーブッシュ、エンジンオイルレベルセンサー、補強プレート、アンダーカバー、フロントバンパー、左フロントライナーなどを交換いたします。
最初に水廻りの修理をして行きます。
電動ファンのホルダーに付いている、二次空気用のホースとウォーホースとウォーターパイプを取り外しておきます。
電動ファンを取り外しました。
ACUセンサーとカプラーを取り外して、向って左側のトルクス25 1本と右のクリップ1つ取り外して引き抜きました。
プラットフォームマウントを取り外しました。
ラジエターホースアッパーとヒーターホースとクーラントレベルセンサーのカプラーを取り外しました。
取り付けは、サイドと下にトルクス25が各1本です。
ラジエターとウォーターパイプです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
ラジエターは、ロアホースを取り外して、向って右側のトルクス25を1本外して後ろの傾ければ引き抜けます。
ウォーターパイプは、ウォーターポンプ側を外しました。
ラジエターのドレンプラグハウジングとロアブラケットは、移植です。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
クロスメンバーとコントロールアームを交換いたします。
ナックルのボールジョイントを左右取り外しました。
エンジンをエンジンハンガーで吊っておきます。
クロスメンバーを取り外しました。
ステアリングラックを取り外しました。15mmのボルトと16mmのナットで止まっています。
右の前に車高レベルセンサーが付いていますので取り外しました。ロッド側が13mmのナットでセンサーは、10mmのナットで止まっています。
ミッションジャッキで支えながら、エンジンマウントの16mmナットを左右はずして、クロスメンバーの取り付けボルト18mm4本を取り外しました。
クロスメンバーです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
右のコントロールアームは、移植です。
左のコントロールアームです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
メンバーには、22mmのナットで止まっています。
新品部品取り付けました。
ホルダーブッシュも新品です。
エンジンオイルレベルセンサーを交換いたします。
先にエンジンオイルを抜いておきます。
エンジンオイルレベルセンサーを取り外しました。
10mmナット3個で止まっています。
エンジンオイルレベルセンサーです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
補強プレートです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
取り付けました。
フロントバンパーを交換いたします。
バンパーモールとフォグランプを取り外しました。
バンパーをフォースメントごと取り外します。
バンパーの下から、逆トルクスの12のボルト2本で止まっています。
下とサイドに8mmのタッピングも止まっていますので外します。
バンパーを浮かせたら、ホーンのカプラーを左右取り外します。
フロントバンパーを取り外しました。
フロントバンパーです。
分解いたしました。
ホースメントとネットとスピードナットは、新品バンパーに移植です。
手前が、車に付いていた物で奥が新品バンパーです。
新品バンパーは、色付きではありません。
前もって塗装に出してありました。
左フロントフェンダーライナーも交換です。
フェンダーライナーです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
外気温センサーは、移植です。
バンパー交換完了です。
新品アンダーカバーを取り付けました。
後は、最終点検をしたら納車です。
M様、大変お待たせいたしました。