3シリーズ E46 330i サスペンション交換

こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのS様の’00年式 E46 330iです。
今回は、サスペンション交換でお預かりいたしました。
左フロントのタイヤが、異常にネガティブキャンバーです。
車高も低すぎます。
保安基準に不適合です。
結果的に不正改造車になってしまいます。
不正改造車の整備は、出来ませんが合法改造は承ります。
今回は、車高も保安基準に適合するようにいたします。
乗り心地も良くないので、サスペンション一台分の交換をご用命いただきました。

入庫時の車高は、フロントで61.5cmです。
最低地上高は、9cmありません。

リアは、61cmです。

ビルシュタインのB4を取り付けます。
入庫時は、ノーマルショックにアイバッハのスプリングのみ交換という状態でした。
選択肢としては、アイバッハのスプリングを使ってショートストロークのスポーツショックに交換と言う選択肢もありましたが、予算の都合と乗り心地重視ということでノーマルショックリペア用のB4をご用命いただけました。

今回取り付ける部品です。
コイルスプリングは純正が高額な為、社外の安価なダウンサスです。
車高は、ノーマルがMスポーツ位の車高になります。
バンプラバー、アッパーマウント等も新品交換です。

こちらは、リアサスペンションです。

ショックアブソーバのロア側の18mmボルトを抜きました。
コイルスプリングは、プライバーでこじれば、取り外せます。

アッパーマウントは、トランクからのアクセスです。
トランクサイドのトリムを浮かせて、防音用のカバーを取り外せば出てきます。
13mmのナット2個で止まっています。

リアサスペンションです。
左側が、車についていたショックです。ザックス製です。
下のスプリングは、アイバッハのコイルスプリングです。
右は、新品部品です。
ワッシャー以外全部交換です。

リアサスペンション組み付けました。

フロントサスペンションです。

フロントストラットを取り外しました。
取り外し手順は、右側だけ車高レベルセンサーのロッドを取り外して、ABSの回転センサー用の配線をホルダーから取り外して、スタビエンドロッドを取り外して、ショックのロア側の18mmのボルト1本とアッパーマウントの13mmのナット3個を取り外せば、ストラットが抜けます。

フロントサスペンションです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。

フロントストラットを分解いたしました。
コイルスプリングをスプリングコンプレッサーで縮めてショックの頭の21mmのナットを取り外しました。
アッパーシートとワッシャーとブーツだけ再使用いたします。

左フロントのアッパーマウントです。
曲がっています。

スタッドボルトも開いてしまっています。

こちらは、新品です。

車の左ストラットタワーが膨らんでいます。
左フロントタイヤの異常なネガティブキャンバーの原因はこれでした。

こちらは、右のストラットタワーです。
上の写真と比べると上の写真のストラットタワーが、膨らんでいるのが、はっきり分かります。
原因は、ショックの突き上げが原因だと思います。
抜けてしまったショックアブソーバに強化スプリングのダウンサスが付いていた為、ストラットタワーが膨らんでしまいました。
結果コントロールアームにも負担が掛かりブッシュが変形してしまったようです。

ストラットタワー板金してもらいました。
自分がいつもお願いしているBMW専門の板金職人さんに出張で治してもらいました。
さすがです。
日本車でも同じような事があるそうです。
溶接が切れたり鉄板が剥がれたりするそうです。
BMWでは、はじめて見たとおっしゃられていました。
自分も初めてみました。

フロントショック取り付けました。

コントロールアームのホルダーブッシュを交換いたします。
最初に補強フレームを取り外します。
16mmのボルト4本です。

ホルダーブッシュをプーラーで抜き取ります。

コントロールアームのホルダーブッシュです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
車についていた物は、変形してしまっています。

新品ホルダーブッシュ取り付けました。

ホイールを取り付けて、車高を安定させて車高を測ってみました。
フロントで、66cmです。
最低地上高も9cmは、あります。
予定通りMスポーツ位の車高です。

リアは、63cmです。
これで、車検も問題ありません。

ありがとうございました。