こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのU様の’98年式 E39 525iです。
今回は、クランクシャフトセンサーの交換とETC取付けでお預かりいたしました。
先にクランクシャフトセンサーを交換いたします。
クランクシャフトセンサーは、ここに付いています。
写真は、以前乗せ換えたエンジンです。
エンジン単体なら、超簡単ですが車に搭載された状態だと簡単には行きません。
ラジエターファンを取り外しました。
32mmのコンビと特殊工具を使いました。右に回すと緩みます。
DD25は、下から抜き取れます。
クーラーベルトとテンショナーを取り外しました。
13mm3本です。
これでようやく下から、センサーが見えます。
取り付けは、ヘックス5mm1本で止まっています。
カプラー側は、エアコレクター(サージタンク)の下です。
写真は、以前乗せ換えたエンジンです。
エアコレクター(サージタンク)を取り外した状態です。
中央のカプラーが刺さったままの方がクランクシャフトセンサー用です。
右側のカプラーの刺さっていない方は、カムシャフトセンサー用です。
こちらは、エアコレクターを取り外しません。
センサーの取り外し手順は、まずインジェクターカバーを外します。
メクラカバーを外して10mmのボルト2本です。
次にバーノス用オイルホースのボルトを抜きます。19mmです。
エンジンスリンガーを取り外します。上が11mmのナット1つで下が13mmのボルト1本です。
次にサーモハウジング上に配線のホルダーがEリングで止まっているので取り外します。
オイルフィルターのキャップを取り外します。(自分は、腕が当たって手がカプラーまで届かなかった為取り外しました。)
サージタンクの下に手を入れてカプラーを取り外します。
クランクシャフトセンサーです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
冷却水漏れで壊れることが多いようですが、この車は冷却水漏れはしていません。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
テスターを繋いで、トラブルコードを消去いたします。
以前も一度消去しましたが、また同じコードが残っていますのでやはりセンサー不良です。
症状の酷い物だと、頻繁にエンストしたり不動になったりします。
トラブルコード消去いたしました。
ETCを取り付けます。
電源は、オーディオの後ろから取ります。
オーディオを取り外しました。
ボリュームのツマミを引き抜くと2mmのヘックスが下にありますので、右に回すと抜き取れます。
カセットデッキは、金色のボッチの横にヘックス3mmが1本ずつあるので緩めます。
カセットデッキを取り外しました。
ナビの配線が付いていますので、電源は探さなくても分かりますが念のため検電器で調べました。
アクセサリーは、紫白です。
ETCの受信機をフロントガラスに取り付けます。
右のフロントピラーに配線を這わせます。
フロントピラートリムは、SRSマークのキャップを取り外すとトルクス25が出てきます。
ウェザーストリップを浮かせてカバーを手前に引けば、外れます。
取り外しました。
受信機と電源を取り付けて、本体は、ステアリングコラム右下の小物入れに取り付けました。
取り外した部品を組み付けて、取り付け完了です。
ありがとうございました。