こちらの車両は、以前エンジン乗せ換えをした’97年式 E39 528iです。
今回は、修理ではなく車検で入庫いたしました。
お客様に調子を伺ったところエンジン乗せ換えたら、なんだか静かになったとおっしゃられていました。
調子は、良さそうです。
早速リフトに上げて、点検整備いたします。
エンジン廻りは、先日エンジンを乗せ換えたばかりなので、オイル洩れ、水洩れなどありません。
ベルト類も交換したばかりです。
こちらは、右側のステアリングラックブーツですが、破れてしまっているので保安基準不適合(車検に受かりません。)の為交換が必要です。
こちらは、左側のステアリングラックブーツです。
こちらも交換です。
左側のラックブーツを交換しています。
ネジ山の数を数えて覚えておき、タイロッドを緩めてブーツを外します。
下が車についていた部品で、上が新品です。
取り付けました。
先ほど取り外す時にネジ山の数を数えていたので、同じ位置に取り付ける為ハンドルセンターがずれることもありません。
右側も同じ手順で交換しました。
こちらは、左リアのブレーキホースです。
切れかけています。
こちらも、交換が必要です。
右側にも同じようなひび割れがありましたので交換です。
ブレーキホース外しました。
上が新品で、下が取り外したホースです。
キャリパー側の形状が違います。
対策品?
取り付けました。
右側も同じ作業しました。
ブレーキ配管のエア抜き作業の準備をします。
ブレーキのマスターシリンダーは、マイクロフィルターハウジングの下に付いております。
新しいブレーキオイル(DOT4)の入ったオイルタンクをセットして、ブレーキ配管のエア抜きをブレーキ各車輪で行います。
ブレーキキャリパーのエアブリーダーからエアーを吸いだします。
各車輪行います。
最後にブレーキペダルの踏み代を確認後、オイルの漏れが無いか確認して作業終了です。
各タイヤとスペアタイヤの空気圧調整をして、タイヤを組み付けます。
各車輪トルクレンチを使って増し締めします。
最後にウォッシャー液を補充して、灯火廻りの球切れを点検して作業は、終了です。
これから、分解整備記録簿を書きます。
弊社は、認証工場なので自社工場で整備した車両を陸運局へ持ち込んで検査してもらいます。