こちらの車両は、’97年式 E36 320iスペシャルエディションです。
ラジエター交換でお預かりいたしました。
ラジエターアッパーホース側が、根元から折れています。
経年劣化と、夏の暑さが原因だと思います。
ラジエターのカバーを取り外しました。
タッピング4本とネジ式のクリップ2つです。(この車のクリップは、付いていませんでした。)
ファンカップリングとエキスパンションタンクを取り外しました。
ファンカップリングは、32mmのスパナと特殊工具で取り外します。
右に回すと取り外せます。
サブタンクは、バイパスホースをラジエター側で取り外して、ヒーターホースとクーラントレベルセンサーのカプラーを取り外しました。
キャップとエア抜きバルブも取り外してファンシュラウドから抜き取りました。
ラジエター上のホルダーを左右外して、A/Tのオイルクーラーを外します。
オイルクーラーの上側は、8mm2本です。
オイルクーラーは、下側にも2本8mmがあります。
エアクリーナーケースを取り外して、ファンシュラウドをよけておきます。
エアクリーナーケースは、向って右側に10mmのナットが2つあります。緩めるだけで、抜き取れます。
エアフロセンサーは、車に残します。両サイドにフックがあります。
ラジエターを取り外しました。
ロアホースを外せば、上に引き抜けます。
この部分が、折れています。
ラジエターです。
上が新品で、下が車に付いていた物です。
サーモスイッチとラバーマウントとオイルクーラー用スピードナットは、移植いたします。
取り付けは、取り外しと反対の手順で行いました。
クーラントを注入して、エア抜きをいたします。
エア抜きバルブを取り外して、エア抜きバルブからクーラントが溢れるまで注入すればエア抜きOKです。
エア抜きバルブと、ラジエターキャップを閉めてエンジンを暖機いたします。
吹き返しもありません。
冷却水漏れも大丈夫です。
エンジンが冷えたらサブタンクの量を確認してラジエター交換終了です。
ありがとうございました。