3シリーズ E36 320iスペシャルエディション 納車点検 整備

こちらの車両は、この度弊社でご契約いただけました地元愛知県内にお住まいのS様の’98年式 E36 320iスペシャルエディションです。
部品が揃いましたので、作業風景を実況いたします。

エンジンが冷えているうちにATFの交換をいたします。
写真は、A/Tのオイルパンです。ジャトコ製のA/Tです。
手前が、ドレンボルトで、左奥が注入口です。
ドレンボルトは、19mmです。
注入口は、ヘックス10mmです。

1回目ATFを抜いております。
オイルが抜けたら一度ドレンを閉めて、新品のATFを奥の注入口から注入いたします。(デキシロンⅢです。)
注入口からオイルが溢れてきたら、一度注入口も閉めます。

エンジンを掛けて1分待ちます。
エンジンを止めて2回目ATFを抜きます。

2回目ATFを抜いております。
ATFは、完全には交換できません。
エンジンが止まっている時は、トルクコンバーターのオイルが抜けません。
なので、一度新しいオイルを注入してエンジンを掛けてトルクコンバーターのオイルを一度オイルパンに戻して抜き取ります。
オイルが抜けたらドレンを閉めます。

2回目ATFを注入する前に添加剤を入れておきます。
ウィンズのシャダーガードです。

注射器で注入いたします。
添加剤を注入したら、新品ATFが溢れるまで注入して、エンジンを掛けます。
エンジンを掛けたら、更にATFを注入いたします。溢れるところまで注入したら、油温が上がるまで注入口からオイルを溢れさせます。
この車もA/Tのオイルレベルゲージがありません。
オイルレベルの調整方法は、油温が30~55℃の間で注入口のドレンボルトを閉めればOKです。
自分は、いつも人肌位で閉めています。
この時期は、すぐに油温が上がってしまう為作業は迅速にやらないといけません。
ATF交換完了です。

次にリアブレーキパッドを交換いたします。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
今回、ローターは交換しないので新品パッドは、面取りをしました。

新品ブレーキパッド取り付けました。
次にエンジンオイルとオイルエレメントを交換いたします。

オイルエレメントの蓋を先に緩めて、下からエンジンオイルを抜きます。

オイルエレメントを新品に交換します。
エンジンオイルの量は、エレメントの分も合わせて、6.5Lです。

ワイパーラバーも新品に交換しておきました。
あとは、ホイールを取り付けて、増し締めとタイヤ(スペア含)空気圧をして灯火廻りを点検したら作業終了です。

名義変更と内外装を仕上げたら納車です。

S様もうしばらくお待ち下さい。