3シリーズ E46 318iツーリングMスポーツ ラジエター水が減る

こちらの車両は、三重県にお住まいのM様の’04年式 E46 318iツーリングMスポーツです。
今回DrBMWを見ていただき弊社には、初めてご来店いただけました。
最近、ラジエターのクーラントが減るとのことで、毎日水を補充されていたそうです。
リフトアップしてM様と一緒に点検いたしました。
冷却水漏れしています。
エンジンリアのカバープレートが原因です。
ついでにエンジンオイル漏れも修理したいと言うことで、オイルフィルターハウジングのガスケットも交換します。
ファンベルトテンショナーも音が出ているようなので、M様とご相談した結果ベアリングの交換もいたします。
部品が揃いましたので、作業風景実況いたします。

冷却水漏れの修理からいたします。
エンジンの後ろからの冷却水漏れですので、最初にエアコンのマイクロフィルターハウジングを取り外しました。
トルクス30 4本で止まっています。
ラジエタークーラントを抜きながらの作業です。

次にバルクヘッドのカバーを取り外しました。
トルクス30 2本ですが、左側はインナーパネルを少し浮かせないと抜けません。
エンジンカバーも取り外しました。

冷却水漏れの場所は、こちらです。
エンジンの下から写真を撮りました。
上からは、見えません。

こちらの方が、分かりやすいです。
10mmのボルトが出ている黒い部品です。
下からは、手が入りませんので上からの作業です。

こちらが、カバープレートです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
エンジンのシリンダーヘッドのウォータージャケットの蓋の様な物です。
部品が全く見えないので、完全に手探りで作業をしました。
取り外した、ヘッドの面はオイルストーンで面を出しました。
取り付けは、ラバーグリスでなじませます。

冷却水を注入しました。
抜けた冷却水は、ほとんどただの水でした。
アッパーホースに付いているエア抜きバルブと、オイルクーラー横のエア抜きバルブからエアを抜きました。
あとはエンジンを一度暖機して冷えたら、サブタンクの冷却水の量を調整いたします。

次にフィルターハウジングのガスケットを交換いたします。
オイルフィルターの蓋を取り外しました。

オイルフィルターハウジングを取り外しました。
エンジン側が10mmのボルト3本とオイルクーラー側がトルクス30 4本で止まっています。

こちらが、フィルターハウジングガスケットです。
車に付いていた方は、パキパキです。
取り外す時に割れました。
ゴムの部品ですが、熱で硬化しています。

エンジンオイルを抜いています。
エンジンオイルの交換もご用命いただけました。

オイルエレメントも新品に交換です。
エンジンオイルの量は、オイルエレメントの分も合わせて4Lです。

次に、ファンベルトテンショナーとアイドラベアリングを取り外します。
先にファンベルトを外します。テンショナーを右回転です。
ベルトテンショナーは、センターにヘックス8mm1本で止まっています。
アイドラベアリングは、16mmのボルトで止まっています。

ファンベルトテンショナーとアイドラベアリングです。
左2つが、車に付いていた物で右2つが新品です。
車についていた物は、手で回してもジャー音が出ます。

最後にテスターでトラブルコードがないか点検いたしました。
問題ありません。

エンジンが冷えたら、冷却水を補充して作業終了です。

ありがとうございました。