こちらの車両は、ニッサンキューブです。
いつもお世話になっている業者様の依頼で入庫いたしました。
症状は、高速走行すると水温計が下がりヒーターが効かなくなるそうです。
オーバークールですね
十中八九サーモスタット不良です。早速取り外します。ディストリビューターの下に付いています。
右側が古いサーモスタットで左が新品です。
開きっぱなしのサーモスタットです。通常、常温では閉まっていないとダメです。
新品サーモスタットは、しっかり閉じています。82℃と書いて有ります。これは、82℃で開きますと言う意味です。鍋で煮て実験した事がりますがとちゃんと開きました。
ニッサンのサーモスタットは、上にエア抜き用のジグルバルブが付いています。(BMWには、付いていません)
ちなみにこちらは、BMWのサーモスタットです。矢印は水の流れる方向に付けるようです。
ニッサンのサーモスタットハウジングは、液体ガスケットで貼り付けるタイプです。オイルストーンで面を出します。
エンジン側も、きれいに古い液体ガスケットはがして、面を出します。
後は液体ガスケットを薄く塗り、サーモスタットとウォーターアウトレットを取り付けます。
最後に冷却水を補充して、ラジエターホースの温度を手で確認しながら、サーモスタットが開くまで暖機します。
サーモスタットが開いたら冷却水を補充してキャップを閉めて作業終了です。
日本車だって故障します。