右リアのパワーウインドーレギュレータの交換手順です。
E90でもウインドーレギュレータが破損してガラスが上がらなくなる症状が出ます。
E87やE83でも基本は同じです。
最初にカラートリムを取り外します。
クリップリムーバーで後ろの方から外します。
トリムを外すとトルクス20のタッピングが前と後の2個所にありますので取り外します。
次にドアのグリップカバーを取り外します。
下の方からクリップリムーバーで外します。
カバーを外したら、上の方にトルクス20のタッピングがありますので取り外します。
ドアトリムを取り外しました。
クリップ止めです。
クリップリムーバーで取り外します。
トリムを浮かせたら、インサイドハンドルワイヤーとパワーウインドースイッチカプラーを取り外します。
次にインシュレーターを作業出来る分だけ剥がします。
ブチル止めです。
インシュレーターを破らないように少しずつ剥がします。
ドアロックの配線が、邪魔になる為カプラーを取り外します。
インシュレーターを剥がしたら、ガラスを下げて、ガラスリフターを外します。
E90のリアウインドレギュレータのガラスリフターは、直接ガラスにフックで止まっています。
写真の緑色の部分です。
角度を変えて写真を撮りました。
樹脂製のクリップリムーバーを使ってフックを外します。
ウインドレギュレータを取り外します。
10mmのナット3個所で止まっています。
モーターカプラーを取り外したら、あとは知恵の輪です。
ウインドーレギュレータです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
パワーウインドーモーターは、移植です。
トルクス25 3本で止まっています。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
レギュレータを交換するとこの警告灯が点灯いたします。
いろいろな症状が出ます。
いままであった症状です。
1、スイッチを操作した時にガラスが少し動いてすぐに止まります。
ガラスを上下させる為にスイッチを連続で操作しないと動きません。
2、巻き込み防止機能が作動して、ガラスが一番上まで上がると勝手に5cm位下がります。
3、オートが使えません。
ガラスのトップ位置を認識させれば、警告灯も消えて普通に操作できるようになります。
オートも使えるようになります。
手順は、運転席のパワーウインドースイッチでガラスを一番下まで下げた後ダウン方向に長押し17秒した後今度はガラスを一番上まで上げてアップ方向に長引き17秒です。
一度で出来ない場合が多いです。
いつも何度かやっているうちに復旧します。
アップ方向だけでも良いかもしれないです。