5シリーズ E39 525i ABSランプ点灯修理とパワーウインド修理

こちらの車両は、岐阜県にお住まいのF様の’96年式 E39 525iです。
今回は、ABSランプ点灯修理とパワーウインド修理でお預かりいたしました。
ABSランプの点灯は、右側の車速センサー不良です。
前回も同じような修理をしています。前回の記事は、こちらです。5シリーズ E39 525i ABSランプ点灯
パワーウインドーは、右前のウインドーレギュレータ不良です。

右前の車速センサーを交換いたします。
ヘックス5mm2本で止まっています。

右前の車速センサーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
車に付いていた物は、被覆がボロボロで銅線むき出しの所もあります。

交換いたしました。

右後ろの車速センサーを交換いたします。
ヘックス5mm1本で止まっています。

右後ろの車速センサーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
こちらも車に付いていた物は、配線の被覆がボロボロです。
取り付け後の写真撮り忘れました。m(__)m

テスターを繋いで、トラブルコードを消去いたします。
こちらは、症状です。

右フロントの車速センサーのトラブルコードです。

こちらは、症状です。
前回点検の時は、リアの車速センサーのトラブルコードも出ていましたが、今回はトラブルコードが入っていませんでした。
車に付いていたセンサーの配線を見れば、またいつトラブルコードが出てもおかしくない感じでした。

トラブルコードを消去いたしました。
警告灯も消灯いたしました。

運転席のパワーウインドーレギュレータを交換いたします。

ドアトリムを取り外しました。
手順は、 パワーウインドースイッチを取り外します。刺さっているだけなので、割らないように外します。
フットライトも外しておきます。
こちらもフックで止まっているだけです。
ベンチレーターのフラップの後ろにタッピングが1本とインサイドハンドルのメクラカバー(この車は欠品でした)の下に1本タッピングがあります。
後は、クリップ止めです。
トリムを浮かせたら、インサイドハンドルとスピーカーのカプラーを取り外します。

次にインシュレーターを取り外します。
サイドエアバッグモジュールを一度取り外して、仮止めしておきます。10mmボルト4本です。
スピーカーボックスは、カプラーを取り外して、タッピング3本を緩めれば、取り外せます。

次にガラスを外します。
ガラスリフターを緩めて、ガラスだけ抜きます。
ガラスは、斜めに傾けると外れます。
E39は、ガラスを取り外さないと上側のレギュレータの取り付けボルトが外れません。
ウインドーレギュレータは、上側がトルクス逆トルク10mm又は10mmのボックスでも取り外せます。 3本で止まっています。
下側は10㎜ボルト2本で止まっています。

ウインドーレギュレータです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
部品を見比べてみると、形状が違いますが部品が何度も変更されているようで、現行は上の部品の供給しかないようです。
モーターは、移植です。トルクス30 4本です。
取り付け部分が違いますが、固定が出来て動けば良いです。
取り付けは、取り外しと反対の手順です。
動作確認をいたしましたが、この車は、モーターも弱っているかもしれないです。
ガラスを持ち上げるスピードが遅いです。
ガラスを組み直しても、変化はありませんでした。