こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのY様の’01年式 E39 525iMスポーツです。
今回は、メンテナンスでお預かりいたしました。
最初にファンベルト廻りをリフレッシュいたします。
ファンカップリングを取り外して、ファンシュラウドに乗せました。
特殊工具と32mmのコンビで緩めました。
右に回すと緩みます。
ファンベルトとクーラーベルトを取り外しました。
どちらも、オートテンショナーですので、16mmを右に回すとベルトが緩んで取り外せます。
ファンベルトテンショナーとアイドラベアリングです。
左2つが新品で、右2つが車についていた部品です。
ファンベルトテンショナーは、機械式から油圧式に交換いたします。
アイドラベアリングは、16mmのボルト1本で、ベルトテンショナーは、13mmのボルト2本で止まっていました。
油圧式ファンベルトテンショナーとアイドラベアリングを取り付けました。
油圧式ファンベルトテンショナーを先に13mmの専用ボルト3本で取り付けました。
次にアイドラベアリングを取り付けました。取り付け位置と締め付けトルクを注意します。
ファンベルトとクーラーベルトも交換いたします。
上の2本が、車に付いていた物で下の2本が新品です。
取り外したファンベルトは、ひび割れています。
ファンベルトテンショナーベアリングを取り付けて、ベルトを張りました。
テンショナーベアリングは、トルクス50です。
ファンベルト廻りのリフレッシュ完了です。
パワステホースのハイプレッシャー側を交換いたします。
ポンプ側のホースを外して、パワステオイルを抜きます。17mmです。
ホースマウントを2つ取り外して、ステアリングラック側のホースを抜きました。19mmです。
パワステハイプレッシャーホースです。
上が新品で、下が車に付いていた物です。
パワステリザーブタンクのキャップのOリング交換です。
追加ご用命事項です。
リターンホースのリザーブタンク側のホースクランプは、増し締めしておきました。
パワステオイルを注入して、パワステオイル漏れ修理完了です。
今度は、ブレーキパッド前後共交換いたします。
フロントブレーキパッドです。
左2つが車に付いていた物で、右2つが新品です。
今回は、ディスクローターを交換しない為新品パッドは、面取りをしてあります。
新品ブレーキパッドを取り付けました。
交換手順は、フロントブレーキパッド交換を参照して下さい。
こちらは、リアブレーキパッドです。
左2つが車に付いていた物で、右2つが新品です。
こちらも今回は、ディスクローターを交換しない為新品パッドは、面取りをしてあります。
新品ブレーキパッドを取り付けました。
交換手順は、リアブレーキパッド交換を参照して下さい。
ブレーキフルードがオーバーフローする為、少し抜きました。
E39のマスターシリンダーは、マイクロフィルターハウジングの下です。
次にリアのコントロールアームを交換いたします。
最初に21mmのナットを取り外して、アームの元位置を覚えておきます。
アームの高さは、この位置です。
コントロールアームを取り外しました。
奥は、18mmのボルトナットです。
ABSセンサーの配線ホルダーも取り外しました。
コントロールアームです。
上が新品で、下が車に付いていた物です。
コントロールアームを元の位置に取り付けました。
アームをナックルに取り付けて22mmのナットを取り付けたら完了です。
こちらは、左のコントロールアームです。
作業手順は、左と同じです。
あとは、ホイールを取り付けて、増し締めをしてタイヤ空気圧調整もしておきました。
これで、ご用命の作業はすべて完了いたしました。
ありがとうございました。