6シリーズ E24 635CSi A/Tオイル漏れ修理

こちらの車両は’88年式 E24 635CSiです。
今回メンテナンスで入庫しております。
A/Tオイル漏れの修理をいたします。

A/Tオイルクーラー部のホースからのオイル漏れです。(ラジエター右側です。)

A/T側のオイルクーラーホースからもオイル漏れしています。

最初にA/Tオイルを抜きました。

ウォッシャータンクとエアインテークダクトを外しました。
アッパー側のオイルクーラーホースを取り外しました。モンキーレンチで緩みます。
ラジエターも心配になる年式です。
オイルクーラーパイプと一緒にボキっといってもおかしくありませんが、なんとか無事に外れました。

ファンシュラウドとファンカップリングを取り外しました。
オイルクーラーのロアホースを緩めるときに、ファンシュラウドが邪魔になる為です。
取り外し方は、32mmのスパナと特殊工具を使って右の回せば緩みます。
ファンシュラウドは、タッピング2本で止まっています。

ロア側も外しました。

A/T側のオイルクーラーホースも取り外しました。22mmのフレアナットレンチで緩めました。
写真は、交換後の写真です。

オイルクーラーホースのジョイント部分も切り離しました。19mmと22mmです。
写真は、交換後の写真です。

オイルクーラーのパイプは、こんな取り回しです。
写真は、交換後の写真です。
パイプは、10mmのボルトとナットでホルダーで止めています。

オイルクーラーパイプは、こちらです。
部品が、大きいです。
手前が車に付いていた物で、奥が新品です。

こちらは、オイルクーラーホースA/T側の横に刺さるホースです。
(上の写真だと下の方にある、短いホースです。)
A/Tのソケットごとはずれてしまいました。
バイスに固定してインパクトレンチを使って緩めようと思いましたが、緩みませんでした。

外れました。
取り外したクーラーホースのラジエター側のパイプをサンダーで切断してロックナットを取り外しソケットのA/T側に締め込んで、クーラーホース側を緩めたら、緩みました。
右の部品が、ねじ込みソケットです。
内側に12ポイントのトルクス60位の溝がありました。

A/Tの左側面のここに付いております。
先にA/Tに締め込んでおきます。
トルクス55でも締め込めました。

後は、新品オイルクーラーパイプを取り付けてオイル漏れ修理完了です。
続いて、ご用命事項のA/Tオイルオパンガスケットとオイルストレーナーを交換いたします。

A/Tのオイルパンを取り外しました。
専用ブラケットで10mmボルト6本で止まっています。
オイルレベルゲージホルダーもオイルパンの前で取り外しました。30mmです。

次にオイルストレーナーを取り外しました。
イジリ止めのトルクス25 3本で止まっています。

オイルストレーナーとオイルパンガスケットです。
左が、車に付いていた物で、右が新品です。

オイルパンとマグネットをペーパーウエスで掃除いたしました。
A/Tパーツの掃除は、布ウエス使用禁止です。
糸屑等でA/Tが壊れる可能性がある為です。
A/Tの下側をオイルストーンで面出しして、オイルパンガスケットには薄くラバーグリスを塗って取り付けました。
あとは、ATFを補充したら作業完了です。約5Lです。

オイル漏れも問題ありません。

続きは、またアップいたします。