こちらの車両は、岐阜県にお住まいのHN7373様の’00年式 E46 320iです。
以前から、ファンベルトの辺りから異音がするということでした。
原因は、ファンベルトテンショナーベアリングとアイドラベアリングです。
前回保留分の修理です。
部品を注文してからお預かりいたしました。
早速作業風景実況いたします。
エンジンは、M52の2.0Lエンジンです。
まずは、エアクリーナーのダクトを取り外します。
クリップ4つで止まっています。クリーナーケース側は、フックで止まっているだけです。
次にラジエターファンカップリングとファンシュラウドを取り外します。
取り外しました。
手順は、先に下からファンカップリングを緩めておきます。32mmのスパナと特殊工具で緩めます。
右に回すと緩みます。
次に上からACUセンサーと電動ファンのカプラーを外して向って左に25のトルクス1本と右にクリップ1つで止まっています。
ファンカップリングをウォーターポンプから取り外してシュラウドと一緒に引き抜きます。
ファンベルトとクーラーベルトを取り外しました。
手順は、下からクーラーベルトテンショナーの16mmを右に回転させて先にクーラーベルトを取り外します。
次にファンベルトテンショナーの16mmを右回転させてファンベルトを取り外します。
機械式のテンショナーは、テンショナーを緩めたときにストッパーを差し込んでおくと作業性が良いです。
ベルトテンショナーとアイドラベアリングを取り外しました。
先にアイドラベアリングを取り外します。オルタネータと共締めの16mmのボルト1本です。
次にベルトテンショナーを取り外します。ストッパーを外して13mmのボルトが上下1本ずつです。
写真は、上2つが車に付いていた物で、下2つが新品です。
右側のベルトテンショナーは、機械式から油圧式に変更されています。
先に油圧式ベルトテンショナーを取り付けます。
キットに専用ボルトが付いてきます。13mm3本です。
次にアイドラベアリングを取り付けます。
アイドラベアリングの後ろには、合いマークのボッチがありますので、相手に合わせます。
16mmのボルトは、閉めすぎ注意です。
最後にベルトテンショナーベアリングを取り付けてベルトを張りました。
テンショナーベアリングは、キットに入っているトルクス50のボルトで取り付けます。
ファンベルト張ってからクーラーベルトを張ります。
あとは、取り外した部品を組み付けて作業終了です。
ABSとASCの警告灯が点灯しております。
最近点灯するようになったそうです。
左リアの回転センサーのコードが出ています。
スピードメーターは、動きます。
誤作動かもしれないので、回転センサーを掃除してみます。
こちらが、ABSパルスセンサーです。
回転センサーを外しました。
汚れていますので、掃除いたします。
掃除しました。
これで一度様子を見てみます。
トラブルコードを消去しました。
これでまた、トラブルコードが出るようであればABSユニット不良か回転センサー不良です。
ありがとうございました。