3シリーズ E46 325i 納車点検 整備

こちらの車両は、この度弊社でご契約いただけました地元愛知県名古屋市内にお住まいのO様の’01年式 E46 325iです。
部品が揃いましたので、納車点検整備風景を実況いたします。

M54 2.5Lエンジンです。
ファンベルト廻りから交換していきます。

エアクリーナーケースを取り外しました。
向って右側に10mmのボルト2本で止まっています。
エアフロセンサーごと取り外します。エアインテークのダクトのバンドを緩めて、エアフロセンサーのカプラーとワイヤーハーネスのラバーブラケットを外します。

次に、ラジエターファンカップリングとファンシュラウドを取り外しました。
ファンカップシングは、32mmです。ウォーターポンププーリーを固定して右に回すと緩みます。
ファンシュラウドは、ACUセンサーと電動ファンのカプラーをはずして、左側にクリップ1つと右にトルクス25 1本で止まっています。

ファンベルトテンショナーとアイドラベアリングを取り外します。
ファンベルトテンショナーは、16mmのボックスで右回転させると緩みます。緩めたところで固定しておくと作業がしやすいです。今回はヘックスレンチで固定してみました。
クーラーベルトテンショナーも16mmで右回転させればベルトが緩みます。
ベルト2本を取り外して、アイドラベアリングは、センターの16mmのボルト1本を外します。
テンショナーは、ストッパーを一度外して上と下の13mmのボルト2本を外します。

右が車についていた機械式のベルトテンショナーです。ベアリングは、手で回してもジャー音が出ています。
ベルトテンショナーは、部品が変更されております。
左は、油圧式のベルトテンショナーキットです。

こちらは、アイドラベアリングです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
車についていたベアリングは、手で回してもジャー音が出ます。

ファンベルトとクーラーベルトです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
ファンベルトは、亀裂が少々入っております。

先に油圧式のベルトテンショナーを取り付けます。
13mmのボルト3本です。

次にアイドラベアリングを取り付けます。
後ろに合わせマークがあります。
16mmのボルトは、締めすぎに注意です。
最後にテンショナーベアリングを取り付けます。
トルクス50です。

新品ファンベルトとクーラーベルトを張りました。

ついでにパワステインテークホースのホースクランプも交換しておきました。
あとは、取り外した部品を元に戻したらベルト廻りは、完了です。
次は、オイルレベルセンサーを交換いたします。

補強プレートを取り外しました。16mmのボルト8本で止まっています。
オイル漏れ全くしていません。

こちらが、エンジンオイルレベルセンサーです。
オイルパンの底についております。

オイルフィルターの蓋を緩めて、エンジンオイルを抜きます。

エンジンオイルを抜いてから、オイルレベルセンサーを取り外しました。
10mmのナット3個です。

エンジンオイルレベルセンサーは、こんな部品です。
左が車に付いていた物で、右が新品です。

新品オイルレベルセンサー取り付けました。
ガスケット部には、ラバーグリスを塗布しました。

オイルエレメントも新品に交換です。
エンジンオイルの量は、エレメントの分も合わせて6.5Lです。
エンジンを掛けてオイル漏れの確認をいたしました。
問題ないようです。
補強プレートを元に戻しました。

ワイパーラバーも新品に交換しておきました。
ホイール増し締め、タイヤ(スペア含)空気圧調整いたしました。

最後にインスペクションとオイルサービスをリセットしておきました。

リセット完了です。
あとは、名義変更と外装、内装の仕上げをしたら完成です。

O様、もうしばらくお待ち下さい。