3シリーズ E46 318CiMスポーツ ドアロック修理とモール交換

こちらの車両は、岐阜県にお住まいのW様の’02年式 E46 318CiMスポーツです。
今回助手席のドアロックアクチュエーターの交換と右のクォーターガラスモールの交換でお預かりいたしました。
早速作業風景実況いたします。

助手席側のドアロックアクチュエーターを交換いたします。
ドアトリムを取り外します。
クーペは、インサイドハンドルのめくらカバーの下とエアバッグマークの下とアームレストの下にトルクス20が合計5本で止まっています。
トリムの廻りは、クリップで止まっています。

ドアトリムを外しました。
サイドエアバッグモジュール(カプラーは付けたままです。)を外して、インシュレーターを取り外します。
エアバッグモジュールは、仮止めしておきます。

次にドアガラスを取り外しました。
内側から外す時は、ガラスを6cm位下げて、サービスホールから逆トルクス7を反時計方向に回します。
内側のアッパーモールを取り外して、一度ガラスを抜き取ります。
ウインドーレギュレータの後ろ側だけ一度外します。
クーペは、レギュレータの後ろを外さないとドアロックアクチュエーターが抜き取れません。
ドアロックアクチュエーターは、ドアの後ろからトルクス30 3本で止まっています。
アウターハンドルのオープンワイヤーを外せば、アクチュエーターが抜き取れます。

こちらは、クーペ用ドアロックアクチュエーターです。
クーペは、アッセンブリーです。この塊1つにドアロックアクチュエーターとドアロックのロータリーラッチも付いています。

外した時と反対の手順で組み付けました。
ドアロックの動作確認しましたが、問題ありません。
パワーウインドーのガラス調整も問題ありません。
ドアロックアクチュエーター交換完了です。

今度は、右のクォーターガラスのモールを交換いたします。
経年劣化で破れてしまっています。

クォーターガラスを取り外します。
最初にウェザーストリップを取り外して、リアのトリムを浮かせてセンターピラーのトリムを外します。
写真は、トリムを浮かしたところです。
センターピラートリムは。下のクリップ2個を取り外して、下にスライドさせて外します。

センターピラートリムを外すと、クォーターガラスの取り付けナットが出てきます。
シートベルトの上と下です。
黒いメクラカバーが付いています。写真は、カバーを外してあります。
こちらは、上側です。

こちらは、下側です。

クォーターガラスを取り外しました。
後ろ側は、スライドさせればガラスだけ取り外せます。(先にベントモーターのスリーブは、スライドさせておきます。)

モールの元位置をマスキングテープでマーキングして置きます。
モールは、両面テープで止まっているだけなので、ドライヤーで暖めながら剥がしていきます。
残った両面テープを剥がします。

ホームセンターに売っているシール剥がしです。
最後に残ったのりをシール剥がしを使って剥がします。

綺麗に剥がしました。

新品モールです。

裏側は、両面テープです。
実はこのモールは、ただの飾りで雨漏れを防いでる訳では有りません。
デザインの一部です。

取り付けは、霧吹きを使ってしっかり元位置に取り付けます。

モールを取り付ける所を霧吹きで濡らしておきます。
こうしておけば、両面テープがすぐに張り付かない為しっかり元位置に微調整できます。

ぴったり元位置です。

ガラスを取り付けて、作業終了です。

W様、お待たせいたしました。