こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのK様の’99年式 E46 318iツーリングです。
今回は、ATFの交換とデフオイルの交換で入庫いたしました。
ATF交換の際は、1日お預かりです。
ATFは、オイルが温まっていると交換できません。
オイルが冷えましたので、作業に取り掛かります。
今回は、オイルストレーナーの交換はいたしません。
写真の奥のほうにA/Tオイルのドレンがあります。トルクス45です。
1回目、オイルを抜きます。
こちらは、注入口です。トルクス45です。
1回目、オイルが溢れるまで注入して一度トルクスボルトを締めます。
エンジンを掛けて1分間待ちます。(Pレンジ)オイルパンに入れた新しいオイルをトルクコンバーターに回す為です。
ATFの交換は、完全には出来ません。
エンジンが掛かっていない時は、トルクコンバーターのオイルは抜けません。
その為一度新しいATFを注入してエンジンを掛けてトルクコンバーターのオイルをオイルパンに戻してもう一度オイルを抜きます。
2回目、ドレンプラグからオイルを抜きます。
オイルを抜いたらドレンを閉めます。
2回目、新しいオイルを注入します。
今回は、添加剤も注入いたします。
こちらは、Wynn’s(ウィンズ)のシャダーガードです。
添加剤嫌いのプロテックさんが、これだけは使えると自信を持って言っています。
ATFを注入する前に先に入れておきます。
2回目、新しいATFが注入口から溢れるまで注入します。
今度は、エンジンをかけたままにしておいて、注入口から更にオイルが溢れるまで新しいATFを注入いたします。
この車も、オイルレベルゲージは付いていません。
オイルの温度が上がってくると注入口からオイルが溢れ続けます。
オイルレベルの調整は、油温が30~50℃になったら注入口のトルクスボルトを閉めればOKです。
自分は、いつも人肌位になったら閉めています。
これで、ほとんどのATFが新しいオイルに換わりました。
続いてデフオイルを交換いたします。
ドレンボルト、と注入口のヘックス14mmのボルトを抜きました。
ドレンボルトを閉めて、新品オイルを注入いたします。
オイルが溢れてきたら規定量です。
ヘックスボルトを閉めたら完了です。
早速試乗へ行ってきます。
A/Tの変速問題ありません。
滑るような症状も出ません。
ありがとうございました。