3シリーズ E46 318i ステアリングアングルセンサー交換

こちらの車両は、地元愛知県内にお住いのY様の’05年式 E46 318iです。
今回は、車検でお預かりしております。
DSCの警告灯点灯で、舵角センサー(ステアリングアングルセンサー)を交換いたします。

下からステアリングコラムのユニバーサルジョイントを取り外します。
補強プレートを取り外しました。16mmのボルト8本です。
ステアリングラックも外しました。16mmのナットと15mmのボルトです。
取り付け部分は、E10です。
取り付け位置は、決まっています。

ステアリングラック側は、センターに合いマークがあります。

E46ステアリングアングルセンサーは、コラムシャフトに付いています。
写真中央の黒い部分です。
ロアカバーを取り外しました。

念の為、バッテリターミナルのマイナス側を取り外しました。
エアバッグモジュールとステアリングホイールを取り外して、コラムカバーを取り外しました。
エアバッグモジュールは、トルクス30 2本で止まっています。
裏側にサービスホールがあります。
ステアリングホイールは、16mmのボルトで止まっています。
コラムカバーは、上側がねじ込み式のクリップ1個で下側は、押し込み式のクリップ2個で止まっています。
コンビネーションスイッチは、トルクス25 4本で止まっています。
カプラーは、4か所です。

コラムシャフトを抜きました。
奥側が13mmのナット2個所で、手前側は13mmのボルト2本で止まっています。
ハーネスもホルダーから取り外しました。

コラムシャフトです。

最初にクラッシュディスクを左にずらします。
写真左の方の銀色のワッシャのような部分です。
クラッシュスリーブには、フックで止まっています。
右の白いカラーも取り外します。
スピンドルが伸縮しますので、縮める方向に動かせば外れます。

舵角センサー(ステアリングアングルセンサー)です。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
止まっているフックは、スピンドルを縮めると逃がしのある部分があります。
取り付け箇所は、決まっています。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。

舵角センサー交換は、コーディングが必要です。
手順としては、交換前にテスターを繋いでLWS(舵角センサー)交換にするとテスターが準備をしてくれます。
部品交換後もう一度テスターを繋いで、LWS交換にするとコーディングが始まります。

写真は、DSCのコーディングです。(間違えました。)
トラブルコードが消去出来ませんと出ています。
当然と言えば当然です。
LWSをコーディングした所、トラブルコードも消えて警告灯も消灯いたしました。

最後にDISサービス機能で、舵角センサーの調整をしないとまた警告灯が点灯します。
ステアリングのニュートラル位置を覚え込ませないと正常に作動しません。
E46の舵角センサーは、一つのユニット扱いです。
舵角センサーの調整をして、試乗して参りましたが警告灯の点灯はありませんでした。
テスターでの診断結果もノーコードです。