こちらのお車は、地元愛知県清須市在住のH様の’98年式528iです。
クーラント漏れの修理をいたします。
修理内容は、ウォーターポンプ、サーモスタットハウジング、サーモスタット交換です。
早速作業に取り掛かります。
パワステオイル洩れしています。
ついでに修理します。
まずは、ファンカップリングを外します。
外しました。DD28は、下から抜き取れます。
次にファンシュラウドを取り外す為、ウォーターホースを外して置きます。
サブタンクエア抜きバルブとガイドを取り外します。
両サイドのクリップと左側のユニットを取り外します。
サブタンクをすらしてバイパスチューブを外します。
外しました、ラジエターホースのアッパーホースも外しました。
ファンベルトを緩める前にウォーターポンププーリーのボルト4本を緩めて置きます。
ファンベルトは、オートテンショナーなので、キャップを外してセンターのトルクス50を右回転させます。
(上の16mmをまわしても緩みます。)
ファンベルトを外して、ウォーターポンププーリーを外しました。
クーラント洩れの跡があります。
次にサーモスタットハウジングを取り外します。
右上の1本は、エンジンスリンガーと共締めの為先に取り外しました。
あとは、10mmのボルト3本です。
外しました。サーモスタットの向きを覚えて置きます。矢印が左です。
ウォーターポンプを取り外します。
ウォーターポンプをウォーターポンププライヤーで、ある程度ガタが出るまで揺らします。
10mmのボルトを取り付け左右均等に締めこみます。
サーモスタットハウジングの取り付け部を掃除して、オイルストーンで面を出します。
交換部品です。
右側が、車に付いていた部品で、左側が新品部品です。
上からウォーターポンプ、サーモスタット、サーモハウジングです。
こちらが、原因のウォーターポンプです。
Oリングの不良です。
シャフトからにじんだ跡もあります。
新品パーツ取り付けました。
パワステオイル洩れ修理もしておきます。
サブタンク下のインテークホースとリターンホースです。ホースクランプ交換します。
ホースクランプを社外のステンレスホースバンドに交換しました。
後は、外した部品を組み付けて、ラジエタークーラントを注入します。
エア抜きバルブを外しクーラントがあふれるまで注入したらバルブを閉めて、サブタンクにいっぱいまでクーラント入れてラジエターキャップを締めます。
エンジンを掛けて水漏れを確認して作業終了です。
最後にテスターで故障診断しましたが、トラブルコードありませんでした
今回は、冷却水漏れを早期発見できたので2次災害を防げました。
発見が遅れれば、オーバーヒートしたりクランクシャフトセンサーが壊れて路上で不動車になっていました。
今回の部品代
ウォーターポンプ13,400円(税別)
サーモスタットハウジング3,280円(税別)
サーモスタット5,260円(税別)
サーモOリング240円(税別)
H様 これからも宜しくお願いいたします。