こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのN様の’02年式 E46 325iツーリングMスポーツです。
今回は、修理とメンテナンスでお預かりいたしました。
エンジンオイル漏れの修理をいたします。
タペットカバーパッキンを交換いたします。
最初にエアコンマイクロフィルターハウジングとバルクヘッドカバーを取り外しました。
マイクロフィルターハウジングは、トルクス30が4本です。
ジャンプスタート用のケーブルとワイヤーハーネスもホルダーから外しました。
次にサージタンクカバーとエンジンカバーを取り外しました。
サージタンクカバーは、メクラカバーの下に10mmのボルトが2箇所で、エンジンカバーは、メクラカバーの下に10mmナットが2箇所です。
イグニッションコイルを取り外しました。
コイルは、10mmボルトがコイル1つ2本ずつで止まっています。
1番と6番は、アースワイヤーが共締めです。
ラムダセンサーのカプラーをホルダーから取り外しました。
イグニッションの配線は、ホルダーごと取り外してインマニの方へよけてあります。
2番と3番の間にアース線が1本8mmのナットで止まっています。
取り外した、イグニッションコイルです。
タペットカバーを取り外しました。
10mmのナット15個です。
ブローバイホースも取り外しました。
タペットカバーです。
上が車に付いていたタペットカバーパッキンで、新品はタペットカバーに装着済みです。
シールワッシャーも同時交換です。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
オイルフィルターハウジングのガスケットとオイルホースとファンベルト廻り一式交換です。
エアクリーナーケースを取り外しました。
先にエアガイドを取り外します。クリップ3個です。
次に本体取り付けボルト10mm2本を取り外します。
エアフロセンサーの後ろのバンド緩めて、エアフロセンサーごと取り外します。
ハーネスホルダーからハーネスを取り外します。
ラジエターファンとファンシュラウドを取り外しました。
ラジエターファンは、32mmのコンビと特殊工具で緩めました。逆ネジです。
ファンシュラウドは、ACUセンサーを取り外して、電動ファンのカプラーを取り外します。
取り付けは、向って右がクリップで左はトルクス25です。
ファンと一緒に上に引き抜きます。
ファンベルトとクーラーベルトを取り外しました。
どちらもテンショナーの16mmを緩めれば、取り外せます。
アイドラプーリーを取り外しました。16mmのロングボルトです。
ファンベルトテンショナーは、13mmのボルト2本で止まっています。
パワステリザーブタンクとオルタネータを取り外しました。
パワステリザーブタンクは、13mmのボルト2本で止まっています。
(作業前にバッテリのマイナスターミナルは、外してあります。)
オルタネータの後ろのカプラーとプラス端子の17mmのナットを取り外しました。
冷却用のダクトは、引き抜くだけです。
下側の16mmのロングボルトも外しました。
オイルフィルターハウジングを取り外しました。
最初にオイルフィルターの蓋を緩めて、ハウジング内のオイルを抜いておきます。
バーノス用のオイルホースは、ソレノイド側を緩めました。19mmです。
オイルプレッシャーセンサーのカプラーを2つ取り外しました。
パワステポンプも取り外しました。13mmのボルト3本です。
ハウジングは、13mmの取り付けボルト6本です。
掃除いたしました。
フィルターハウジングガスケット部は、オイルストーンで面出しいたしました。
オイルフィルターハウジングとガスケットです。
左が車に付いていた物で新品は、ハウジングに装着済みです。
ラバーグリスでなじませました。
掃除もしておきました。
オイルホースも交換です。
車にハウジングを取り付けてから交換です。
新品ホースは、右です。
オイルホースを交換いたしました。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
ファンベルトテンショナーとアイドラプーリーです。
左が車に付いていた物で、右が新品です。
ファンベルト廻りも交換完了です。
後は取り外した部品を元に戻しました。
エンジンオイル交換です。
オイルエレメントも新品交換です。
エンジンオイルの量は、エレメントの分も合わせて6.5Lです。
今回もペトロカナダのオイルをご用命いただけました。
エンジンの下とアンダーカバーも掃除しておきました。
取り外した部品を元に戻して、エンジンを掛けてみましたが、オイル漏れはしていません。
治りました。
オイルサービスをリセットしておきました。
ご用命事項で、ベースアイドリングを50rpm上げます。
基準の目標アイドル回転数は、700rpmです。
50rpmアップさせました。
アイドル回転数750rpmです。