こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのT様の’09年式 E91 320iツーリングです。
今回は、車検でお預かりいたしました。
バッテリを交換いたします。
取り付け場所は、右のリアです。
E91あたりは、バッテリ交換の方法で悩みます。
マイナスターミナルを外して、安全にバッテリを交換すると車両のメモリーがリセットされてコントロールユニットには、トラブルコードが残ります。
バッテリのバックアップを取って交換すれば、メモリーも消えずトラブルコードも入りません。
しかし作業中にスパークさせると、ヒューズ切れやユニットを壊してしまう恐れがあります。
ということで、今回は安全策でバッテリはバックアップを取っていません。
この部分を分解しないといけないです。(写真は、交換後です。)
赤い配線は、すべてプラスの電源です。
蓋の開いている2箇所の13mmのナット2箇所とターミナルの10mmをそれぞれ緩めます。
その他にカプラーが2つです。
バックアップを取りながらだと、これらの配線を絶縁して慎重に作業をしなければなりません。
狭いので、危ないと判断しました。
バッテリです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
車に付いていた物は、カルシウムバッテリで今回取り付けるバッテリは、AGMバッテリです。
予算に余裕がある場合は、AGMバッテリがおすすめです。
バッテリの寿命が長いです。
特に最近のBMWは、バッテリの電圧が下がるとトラブルコードが入ります。
チョイ乗りの多いお客様にもおすすめです。
テスターを繋いでトラブルコードを消去いたします。
エンジンを掛けたら、早速アイドルアップしています。
こちらは、CASかDMEだったと思います。
EGSとDTCには、トラブコードはなかったと思います。あいまいですいません。m(__)m
こちらは、ボディーコンピューターだったと思います。
こちらは、2つ目のトラブルコードです。
コントロールユニットが多すぎて、どのユニットだったか分りません。
あいまいですいません。m(__)m
こちらは、関係ないかもしれないです。
球切れ?接触不良?です。
今は、正常です。
トラブルコードをすべて消去いたしました。
故障ではないので、もちろんすべて消えます。
あとは、車の時計を合わせないと三角マークが残ります。
パワーウインドーのメモリーとラジオのメモリーは、消えていませんでした。
車種によっては、サンルーフとアクティブステアリングが初期化されるようです。
ブレーキオイルを交換いたします。
交換いたしました。
交換手順は、ブレーキオイル交換を参照して下さい。
こちらは、フロントブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。
こちらは、リアブレーキです。
取り付け状態問題ありません。
オイル漏れありません。
ブレーキパッドの残量十分です。
ホイールを付け替えて、増し締めとタイヤ空気圧調整しておきました。
アンダーカバーにエンジンオイル漏れの跡がありました。
点検の時には、ありませんでした。
タイミングチェーンテンショナーから漏れているようです。
増し締めしておきました。
エンジンを掛けても漏れないので、様子を見ていただきます。
CBSもリセットしておきました。
ご用命事項のエンジンオイルとオイルエレメント交換を忘れていました。m(__)m
オイルエレメントも交換です。
エンジンオイルを規定量入れてもオイルメーターが、MAXになりません。オイルレベルゲージが付いていないので目視不可です。
しばらく走行しないとダメかもしれないです。
それでもMAXにならなければ、オイルレベルセンサーを取り外して、掃除しないといけないです。
今回は、一度様子を見ていただきます。
CBSは、リセットしておきました。