こちらの車両は、地元愛知県名古屋市内にお住まいのK様の’06年式 E90 320iMスポーツです。
今回は、エンジンチェックランプが点灯したという事でご来店いただけました。
テスターで診断したところエキセントリックシャフトセンサーが不良のようです。
そのままお預かりしておりました。
マイクロフィルターハウジングを取り外しました。
左右にカバーが2つあります。フックで止まっているだけです。
マイクロフィルターハウジングは、8mmのタッピング6本で止まっています。
ベースの方は、8mmのボルト2本で止まっています。
ワイヤーハーネスとジャンプスタートケーブルは、ハウジングにフックで止まっています。
手前にスライドさせるとホルダーが外れます。
ストラットタワーバーを取り外しました。
バルクヘッドの真中にサービスホールがあります。
メクラカバーを取り外すと逆トルクス16mmのボルトが出てきます。
ストラットタワー側は、トルクス12のボルトです。
サージタンクカバーも取り外しました。
10mmナット4個です。
ワイパーアームを取り外して、カウルカバーを浮かせました。
ワイパーアームは15mmのナットです。
カウルカバーは、手前に持ち上げると外れます。
タワーバーのガイドと右のパーテションプレートも取り外しました。
全部10mmのタッピングで止まっています。
エンジンカバーを取り外して、イグニッションコイルを取り外しました。
カバーは、オイルフィラーキャップを取り外せば上に引き抜けます。
イグニッションコイルは、カプラーを取り外せば、引き抜けます。
ブローバイホースとイグニッションのハーネスを取り外しました。
アースが2本あります。10mmボルトです。
ホルダーごと取り外しました。
ハーネスは、インマニの方によけてあります。
タペットカバーを取り外しました。
先にフランジガスケットを取り外しました。
10mmボルト2本です。
カバーは、全部10mmのボルトです。
VVTモーター(バルブトロニックモーター)の周りだけスリーブの長さとラバーブッシュの長さが違います。
エキセントリックシャフトセンサーは、ここに付いています。
10mmボルト3本で止まっています。
写真は、交換後です。
エキセントリックシャフトセンサーです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
VVTモーターを取り外しました。
10mmナット2個で止まっています。
エキセントリックシャフトのギア欠けはありませんでした。
VVTモーターです。
右が車に付いていた物で、左が新品です。
今回は、不良ではないかもしれませんがVVTモーターが原因でエンジン警告灯が点灯することもあります。
E90のタペットカバーは、簡単に外せないのでまたすぐにモーター不良で同じ作業をするとなると工賃がまた掛かりますので、今回は同時に交換しておきます。
新品のVVTモーターを取り付けました。
モーターシャフトを回しながらギアをかみ合わせました。
タペットカバーとパッキンです。
上が車に付いていた物で、新品はカバーに装着済みです。
ラバーグリスと液体ガスケットを使って取り付けました。
1番シリンダーと4番シリンダーのプラグホールスリーブのOリングも交換です。
フランジガスケットも交換です。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
組み付けは、取り外しと反対の手順です。
E90のエンジン警告灯です。
チェックモニターとランプが点灯します。
テスターを繋いでトラブルコードを消去いたします。
こんなトラブルコードが出ていました。
VVTモーターを停止しているようです。
トラブルコード消去いたしました。
症状は、再発していません。
治りました。