こちらの車両は、地元愛知県内にお住まいのＫ様の’００年式　Ｅ４６　３１８Ｃｉです。
今回は、車検でお預かりいたしました。
点検は、Ｋ様と済ませてあります。

マイクロフィルターハウジングとバルクヘッドカバーを取り外しました。
手順は、マイクロフィルターハウジングは、トルクス３０　４本で止まっています。
ジャンプスタートケーブルとワイヤーハーネスをホルダーから取り外します。
バルクヘッドカバーは、左側のパーテションプレートを浮かせて、トルクス３０　２本で止まっています。

サーモスタットハウジングを交換いたします。
クーラントは、抜いてあります。
二次空気導入用のホースとテンプセンサーのカプラーを取り外しました。

サーモスタットハウジングを取り外しました。
１０ｍｍのボルト３本とラジエターホースロアを取り外しました。

サーモスタットハウジングです。
下が車に付いていた物で、上が新品です。
取り付けは、取り外しと反対の手順です。

シリンダーヘッドの後ろのウォーターコネクターを交換いたします。
目視は、出来ません。
鏡越しに写真を撮ってみました。

ウォーターコネクターです。
１０ｍｍボルト２本で止まっています。
ウォーターホース２本も取り外しました。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
車に付いていた物は、割れていました。
口の部分だけ、エンジンの方に残ってしまい取り外すのに苦労しました。
以前にも同じ事をした覚えがあります。
上の写真のエンジン側も何か（錆？クーラントのカス？）が堆積して口が細くなってしまっている為、新品部品を取り付けるときも苦労しました。
冷却水を注入して、エンジンを掛けてみました。
クーラント漏れは、なさそうです。

ラムダセンサーのフロント側を交換いたします。

ラムダセンサーです。
上が車に付いていた物で、下が新品です。
モンキーレンチで緩めました。

新品部品取り付けました。

ミッションオイルを交換いたします。
ミッションオイルを抜きました。
ん？この臭いはギアオイル？
使用オイルは、ＡＴＦのはずですがギアオイルならギアが入り辛くなります。

ＡＴＦを注入いたしました。

クラッチのレリーズシリンダーのエア抜きをいたします。
サブタンクは、ブレーキと兼用です。
クラッチはしっかり切れていますが、ギアの入り悪いです。
Ｍ/Ｔオイルが原因かもしれないです。

こちらは、ファンベルトです。
何かおかしいなぁと思ったら、アイドラプーリーの上をベルトが通っています。

ベルト掛けなおしておきました。

追加ご用命事項で、スロットルバルブを清掃いたします。
時々アクセルペダルが固くて踏めなくなると言うことです。
原因は、スロットルバルブが貼り付く為だと思います。

エアインテークダクトを取り外しました。
スロットルバルブに着いたカーボンをエンジンコンディショナーで掃除します。

掃除いたしました。
これでスロットルバルブが貼り付くこともないと思います。

ホイールの増し締めとタイヤ空気圧調整しておきました。
ウォッシャー液とパワステオイル補充しておきました。

テスターを繋いでみました。
トラブルコード４つ残っています。

このコードは、異常ではないかもしれないです。

こちらは、フロントラムダセンサーのトラブルコードです。

エアフロセンサーのトラブルコードも残っています。
エンジンは、調子悪くありません。

トラブルコード消去いたしました。
今回は、ラムダセンサーは交換したのでこれで様子を見ていただきます。

明日検査へ行って参ります。